【千葉県】騒音リスクが高い地域ランキング|騒音測定データをもとににうるさい地域/静かな地域を分析

都道府県や各自治体が公表している公的データ、実際に測定した騒音レベルデータをもとに、騒音リスクのある地域を分析しました。

①千葉県騒音リスクランキング(道路騒音)分析結果

■分析結果の要約

・夜間騒音(等価騒音レベル)が最も大きかったのは下記4つの地点で、73dbであった。

市原市八幡北町2丁目1-3 、近隣駅:八幡宿
千葉市稲毛区園生町 、近隣駅:スポーツセンター
千葉市中央区今井3丁目27、近隣駅: 蘇我
我孫子市柴崎 、近隣駅:天王台

・その他8地点で夜間等価騒音レベルが71dbを超える。

・幹線道路の基準値は後述の通り、昼間70db、夜間65dbとされている。

・70dbは一概には言えないものの一般論として「かなりうるさい」水準と言われており、「掃除機」や「電話の呼び出し音」程度と形容される音の水準である。騒音リスクが高い地域でのマンションや住まいを探す際にはより慎重な音環境の評価が望まれる。

・幹線道路沿いの基準値である65dbを超える地点は50地点で、全208地点のうちの24%に及ぶ。

・昼間騒音は全体に夜間騒音より大きい傾向で、70dbを超える地点は208地点のうちで24地点(12%)であった。

■千葉県騒音リスク地域ランキング

Rank(夜間騒音)住所近隣の駅路線名環境基準類型※1
(測定地点)
昼間 等価騒音
レベル
(dB)
夜間等価騒音
レベル
(dB)
1市原市八幡北町2丁目1-3八幡宿一般国道16号C7473
2千葉市稲毛区園生町スポーツセンター一般国道16号C7473
3千葉市中央区今井3丁目27蘇我一般国道357号B7473
4我孫子市柴崎天王台一般国道6号B7473
5香取市八日市場小見川成田小見川鹿島港線B7472
6柏市柏一般国道16号B7272
7松戸市二ツ木87新松戸一般国道6号B7272
8成田市馬場69-1成田一般国道295号B7471
9市原市白金町4丁目6-2八幡宿・五井一般国道16号C7271
10松戸市上本郷2234-5北松戸一般国道6号C7271
11千葉市花見川区犢橋町京成稲毛主要地方道長沼船橋線B7071
12佐倉市馬渡物井一般国道51号B7171
13野田市谷津結城野田線B7270
14船橋市馬込町902-2船橋我孫子線B7070
15千葉市花見川区長作町主要地方道長沼船橋線B7270
16成田市所935-3一般国道51号B7170
17香取市与倉一般国道51号B7169
18千葉市花見川区長作町一般県道幕張八千代線B6969
19野田市中里結城野田線B6969
20鎌ケ谷市東道野辺5丁目1県道船橋我孫子線B6969
21千葉市美浜区新港市道新港穴川線C7068
22船橋市日の出1-16一般国道357号C6868
23船橋市東船橋5-7-7一般国道296号B6968
24袖ケ浦市福王台2丁目一般国道16号B7368
25千葉市稲毛区黒砂1丁目9一般国道14号A7168
26山武市早船一般国道126号B7268
27千葉市緑区古市場町主要地方道千葉茂原線B7168
28成田市土屋726一般国道408号B7068
29富里市七栄一般国道296号B7168
30松戸市松戸新田114-5松戸鎌ヶ谷線B7168
31柏市旭町3丁目3一般国道6号C6768
32千葉市花見川区長作町主要地方道長沼船橋線B7068
33白井市根市川印西線B7168
34船橋市藤原1-4市川印西線B6968
35市川市原木3丁目16-3市道0114号B7068
36船橋市滝台1-1-20一般国道296号B6868
37鎌ケ谷市初富本町1丁目16一般国道464号B6868
38鎌ケ谷市鎌ケ谷7丁目4県道市川印西線B6868
39四街道市和田161地先浜野四街道長沼線B7067
40八千代市大和田新田68一般国道296号B6967
41船橋市宮本2-15-5一般国道14号C6667
42松戸市松戸558-2一般国道6号B6766
43成田市宝田431一般国道408号B6866
44千葉市若葉区若松町一般国道51号B6966
45船橋市古作2-1松戸原木線B6766
46市川市高石神35-10一般国道14号C6766
47成田市花崎町760一般国道51号C7066
48成田市東ノ台1092-26大栄栗源干潟線(東総有料道路)B6966
49南房総市久枝一般国道127号B6966
50香取市助沢大栄栗源干潟線(東総有料道路)B7066
51船橋市湊町1-21-5船橋埠頭線C6565
52市川市相之川2丁目6-15市川浦安線(1)B6865
53千葉市中央区都町2丁目6一般国道126号C6865
54市川市鬼高3丁目32若宮西船市川線C6765
55木更津市下内橋一般国道410号B7065
56野田市上花輪越谷野田線B6965
57市原市磯ケ谷1257-3市原茂原線(2)B7265
58流山市大字南201守谷流山線(2)B6865
59鎌ケ谷市丸山1丁目18県道千葉鎌ケ谷松戸線B6765
60袖ケ浦市代宿737上高根北袖線X7265
61八街市朝日八街三里塚線B7065
62匝瑳市飯倉一般国道126号B7065
63市原市姉崎2521-4市原茂原線(1)B6864
64佐倉市江原一般国道296号B7064
65千葉市中央区登戸2丁目7一般国道14号C6664
66香取市府馬旭小見川線(2)B6864
67白井市神々廻市川印西線B6964
68千葉市中央区仁戸名町主要地方道千葉大網線B6664
69流山市西初石3丁目守谷流山線C6564
70佐倉市城内町一般国道296号B6864
71八街市八街千葉八街横芝線(1)B6864
72富里市十倉八街三里塚線B6964
73香取市福田佐原多古線B6964
74成田市本三里塚153-1成田松尾線B6663
75千葉市中央区登戸4丁目5一般国道14号A6463
76千葉市美浜区打瀬市道千葉臨海線B6863
77船橋市小室町902一般国道16号A6563
78君津市人見一般国道16号C6863
79君津市外箕輪一般県道荻作君津線B7063
80印西市安食卜杭一般国道356号(2)B6963
81印西市竜腹寺佐倉印西線(2)B6763
82山武市松尾町本柏松尾蓮沼線B6963
83船橋市前原西1-4船橋我孫子線B6562
84船橋市本中山6-1一般国道14号(京葉道路)B6562
85習志野市秋津4丁目1都市計画道路3・3・2号線B6762
86成田市中台5市道郷部線A6762
87千葉市中央区末広3丁目17市道中央今井町線(1)B6762
88木更津市草敷木更津末吉線B6962
89松戸市日暮7-505市道1級35号B6662
90成田市小菅1343-24成田松尾線B6662
91東金市川場221-1東金豊海線X6762
92習志野市秋津3丁目5都市計画道路3・3・3号線B6661
93千葉市稲毛区小中台町市道磯辺茂呂町線B6661
94銚子市長塚町一般国道356号B6661
95市川市高谷1丁目8-1船橋行徳線(1)A6561
96松戸市南花島中町196松戸柏線(1)B6561
97茂原市高師台1丁目11茂原長生線B6661
98旭市イ一般国道126号B6561
99我孫子市寿2丁目27船橋我孫子線B6561
100富津市金谷一般国道127号X6761
101袖ケ浦市川原井1941上高根北袖線X6961
102八街市八街八日市場八街線B6761
103印西市造谷千葉臼井印西線B6861
104印西市滝野千葉臼井印西線(2)A6661
105大網白里市南今泉飯岡一宮線B6961
106流山市駒木620守谷流山線(3)B6461
107勝浦市白木一般国道297号B6760
108柏市花野井738-12守谷流山線C6460
109松戸市金ケ作365-11市川柏線X6460
110流山市駒木豊四季停車場高田原線A6560
111八千代市萱田町1089一般国道296号B6260
112富津市下飯野大貫青堀線(1)A6760
113匝瑳市横須賀八日市場野栄線B6660
114千葉市美浜区浜田1丁目一般国道357号B6259
115成田市加良部4丁目2市道郷部線A6459
116千葉市中央区中央1丁目11一般国道14号C6359
117千葉市花見川区畑町主要地方道穴川天戸線B6459
118千葉市花見川区幕張町一般国道14号C6159
119千葉市稲毛区稲毛町市道磯辺茂呂町線B6559
120市川市二俣2丁目10船橋行徳線(1)B6559
121館山市館山796館山港線B6759
122八千代市大和田新田1097-52千葉鎌ヶ谷松戸線B6559
123四街道市栗山660地先東関東自動車道B6259
124南房総市和田町 松田一般国道128号B6659
125香取市佐原イ一般国道356号B6159
126千葉市花見川区幕張町一般国道14号C6158
127市川市南八幡5丁目11-21市川浦安線(1)C6258
128松戸市金ケ作352千葉鎌ヶ谷松戸線X6458
129千葉市若葉区若松町市道磯辺茂呂町線B6458
130木更津市茅野馬来田停車場富岡線B6658
131旭市後草銚子旭線X6558
132市原市飯給1083加茂木更津線C6658
133市原市西五所5-12市道6号線(平成通り)B6658
134千葉市美浜区真砂5丁目20一般国道14号C6057
135千葉市花見川区武石町一般国道14号(京葉道路)B6157
136館山市犬石1496-1一般国道410号X6657
137木更津市真舟2丁目32大鷲木更津線B6557
138成田市猿山1089-1江戸崎下総線B6557
139東金市宿995東金片貝線X6257
140鴨川市仲428鴨川保田線X6757
141浦安市海楽2丁目18一般国道357号B5557
142浦安市東野2丁目30市道幹線4号A6257
143印西市笠神印西印旛線B6457
144匝瑳市内山多古笹本線B6457
145匝瑳市飯塚八日市場山田線B6457
146香取市香取香取津宮線B6557
147千葉市稲毛区小中台町市道磯辺茂呂町線B6156
148銚子市新生町2丁目11外川港線C6256
149野田市関宿台町境杉戸線B6056
150成田市奈土47-3郡停車場大須賀線B6356
151浦安市美浜1丁目9一般県道西浦安停車場線C6256
152いすみ市岬町東中滝749地先県道一宮推木長者線X6656
153大網白里市金谷郷山田台大網白里線B6456
154千葉市美浜区幕張西1丁目1一般国道14号B5855
155千葉市花見川区幕張本郷1丁目30一般国道14号(京葉道路)A5855
156千葉市稲毛区宮野木町一般国道14号(京葉道路)B5955
157千葉市花見川区幕張本郷2丁目41一般国道14号(京葉道路)A5855
158茂原市千代田町2丁目2茂原停車場線C6255
159柏市大津ケ丘4丁目28柏市道01116号線B6055
160勝浦市墨名一般国道297号C6355
161市原市高滝490鶴舞馬来田停車場線C6355
162浦安市堀江5丁目23市道幹線3号B6155
163南房総市白子和田丸山線B6255
164千葉市花見川区畑町一般国道14号(京葉道路)B5754
165千葉市稲毛区稲毛町市道磯辺茂呂町線B5854
166銚子市豊里台多古笹本線B6354
167船橋市小室3313小室停車場線A6054
168成田市桜田1169東関東自動車道B5754
169佐倉市鏑木町2丁目11市道Ⅰ-27号線C6154
170柏市若柴276-1柏市道01033号線B6254
171富津市金谷浜金谷停車場線X6254
172千葉市稲毛区あやめ台3一般国道14号(京葉道路)B5953
173千葉市花見川区幕張本郷4丁目3一般国道14号(京葉道路)A5553
174千葉市花見川区幕張町一般国道14号(京葉道路)B5553
175木更津市佐野長浦上総線B5853
176いすみ市須賀谷3457地先茂原夷隅線X6153
177市原市平蔵1800南総一宮線C6152
178千葉市若葉区加曽利町一般国道16号B5552
179市川市国分1丁目15一般国道298号A5352
180柏市伊勢原1丁目10-8常磐自動車道B5452
181勝浦市新官一般国道297号B5852
182富津市大堀二間塚大堀線B6152
183浦安市高洲1丁目10市道幹線11号B5952
184千葉市美浜区磯辺2丁目12市道千葉臨海線A5551
185成田市松崎2169成田安食線B5851
186柏市西原2丁目11常磐自動車道B5751
187千葉市花見川区検見川町一般国道14号B5150
188千葉市稲毛区宮野木町一般国道14号(京葉道路)B5450
189館山市大神宮239-1一般国道410号X6050
190市原市更級1丁目6-9市道222号線(上総大路)B5850
191香取市西田部山田栗源線B5950
192千葉市美浜区浜田主要地方道千葉船橋海浜線B5649
193千葉市美浜区磯辺3丁目14市道磯辺茂呂町線B5849
194千葉市稲毛区稲毛町市道磯辺茂呂町線B5349
195浦安市明海4丁目2市道10-2号線A5749
196香取市佐原ロ水戸鉾田佐原線B6149
197千葉市花見川区検見川町一般国道14号B5048
198木更津市上望陀館山自動車道B5848
199鴨川市平塚2449富津館山線(2)X5848
200富津市志駒上畑湊線X6048
201東金市押堀983-3東金豊海線(東金九十九里有料道路)X5247
202市原市養老38鶴舞馬来田停車場線C5847
203南房総市和田町 小川和田丸山館山線B5847
204木更津市伊豆島館山自動車道B5445
205市原市皆吉1318-2南総馬来田線B5545
206市原市牛久897-7牛久停車場線C5644
207市原市養老748-2一般国道468号(圏央道)C5244
208市原市田尾64一般国道468号(圏央道)C5043

■分析方法、情報源

※令和6年度自動車騒音・面的評価結果をもとに分析。

・等価騒音レベルとは変動する騒音レベルをエネルギー的な平均値として表したもの。

②騒音の体感目安や基準値

騒音レベルはデシベル(db)という単位で示されます。それぞれの騒音レベルの体感値や、基準値は下記の通りです。

■騒音レベルと体感目安の対応

騒音レベル(dB)体感レベル具体例
20 dB非常に静か木の葉のふれあう音
30 dB静かな住宅地深夜の郊外
40 dB静かな室内図書館
50 dB普通の静けさ静かな事務所
60 dBややうるさい普通の会話
65 dB生活騒音レベル幹線道路沿い住宅
70 dBかなりうるさい交通量の多い道路
75 dB強い騒音幹線道路の歩道
80 dB非常にうるさい電車通過時
90 dB耳が疲れる工場・大型車
100 dB長時間は危険電車ガード下
110 dB短時間でも危険クラクション
120 dB痛みを感じるジェット機近距離

■環境基準

環境基準は、地域の類型及び時間の区分ごとに次表の基準値の欄に掲げるとおりとし、各類型を当てはめる地域は、都道府県知事(市の区域内の地域については、市長。)が指定する。

地域の類型基準値
昼間夜間
AA50デシベル以下40デシベル以下
A及びB55デシベル以下45デシベル以下
60デシベル以下50デシベル以下

ただし、次表に掲げる地域に該当する地域(以下「道路に面する地域」という。)については、上表によらず次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

地域の区分基準値
昼間夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域60デシベル以下55デシベル以下
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域及び
C地域のうち車線を有する道路に面する地域
65デシベル以下60デシベル以下

備考 車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例として次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

基準値
昼間夜間
70デシベル以下65デシベル以下
備考
個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては45デシベル以下、夜間にあっては40デシベル以下)によることができる。

※出典:東京都環境局

③ 表に記載の騒音レベルが高い=その地域の住居がすべてうるさいわけではない

道路交通騒音の測定データは、地域の騒音環境を把握するうえで非常に参考になる情報です。しかし、表に掲載されている騒音レベルが高いからといって、その地域にあるすべての住居が必ずしも「うるさい」わけではありません。実際の住環境の騒音は、多くの要因によって大きく変化します。

日々騒音は変化する

道路交通騒音は常に一定ではありません。時間帯や曜日、交通量、天候などによって大きく変動します。例えば、

  • 通勤時間帯は交通量が増えるため騒音が大きくなる
  • 夜間は交通量が減り比較的静かになる
  • 雨の日は路面とタイヤの摩擦音が大きくなる

など、同じ場所でも騒音環境は日々変化しています。今回示した測定データはあくまでのその測定期間のデータである点に留意が必要です。

騒音発生源から離れれば騒音値は下がる

騒音は、発生源から距離が離れるほど減衰します。例えば幹線道路の場合でも、

  • 道路沿いの建物
  • 一本奥に入った住宅
  • さらに奥の住宅地

では、体感できる騒音レベルが大きく異なることがあります。また、

  • 建物が遮音壁のような役割を果たす
  • 高低差がある
  • 周囲に別の建物がある

といった要素でも騒音は変化します。

同じ住所のマンションでも階数や窓の向きで大きく変わる

同じマンションでも、住戸によって騒音環境は大きく異なります。例えば次のような違いがあります。

窓の向き

  • 道路側の住戸 → 騒音が入りやすい
  • 中庭側の住戸 → 比較的静かなケースが多い

階数

  • 低層階 → 車両音が聞こえやすい
  • 高層階 → 交通音が遠くまで届くケースもある

このように、同じマンションでも住戸ごとに騒音環境は大きく異なります。

同じ部屋でも建物構造やサッシ性能で騒音は変わる

室内で聞こえる騒音は、建物の性能によっても大きく変化します。例えば次のような要素があります。

建物構造

  • 鉄筋コンクリート造
  • 鉄骨造
  • 木造

窓サッシ

  • 単板ガラス
  • ペアガラス
  • 防音サッシ

特に窓は騒音の侵入経路になりやすいため、サッシ性能によって体感騒音が大きく変わることがあります。

騒音問題は道路騒音だけではない

住まいの騒音問題は、道路交通騒音だけに限りません。例えば次のような騒音源もあります。

  • 上階からの生活音
  • 隣室からの音
  • 鉄道騒音
  • 航空機騒音
  • 商業施設や店舗の音
  • 工場・事業所の音

つまり、道路騒音のデータだけでは住まいの騒音環境を完全に判断することはできません。このように本記事でお示しした騒音はあくまでのその地域の騒音の一側面を表しているに過ぎないということです。


④ 騒音は個別性が高い問題だから、個別の住居での調査が有効

住まいの騒音問題の大きな特徴は、個別性が非常に高いことです。同じ地域でも

  • 建物
  • 住戸
  • 階数
  • 窓の向き

などによって、騒音環境は大きく変わります。そのため、騒音リスクを正確に把握するには「その住戸で実際に調査・評価すること」が最も確実です。このような課題・ニーズにこたえるため、当社では住まいの騒音リスク診断サービスを提供しています。


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一般的な不動産情報では、

  • 価格
  • 駅距離
  • 築年数

などが中心ですが、「騒音環境」については十分に説明されないケースも少なくありません。

しかし実際には、騒音は住み心地を大きく左右する重要な要素です。当社では、騒音の専門家として、様々な観点から住まいの騒音リスクを評価するサービスを提供しています。

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【東京都23区】騒音リスクが高い地域ランキング|騒音測定データをもとににうるさい地域/静かな地域を分析

①東京都の騒音リスクランキング(道路騒音)分析結果

■分析結果の要約

・夜間騒音(等価騒音レベル)が最も大きかったのは大田区大森西6丁目17(梅屋敷駅周辺)で73db。その他6地点で夜間等価騒音レベルが71dbを超える。

・幹線道路の基準値は後述の通り、昼間70db、夜間65dbとされている。

・70dbは一概には言えないものの一般論として「かなりうるさい」水準と言われており、「掃除機」や「電話の呼び出し音」程度と形容される音の水準である。騒音リスクが高い地域でのマンションや住まいを探す際にはより慎重な音環境の評価が望まれる。

・幹線道路沿いの基準値である65dbを超える地点は42地点で、全144地点のうちの31%に及ぶ。

・昼間騒音は全体に夜間騒音より大きい傾向で、70dbを超える地点は144地点のうちで22地点(15%)であった。

■東京23区騒音リスク地域ランキング

Rank(夜間騒音大きい準)住所近隣の駅等価騒音レベル(dB)(昼間)等価騒音レベル(dB)(夜間)用途地域環境基準類型
1大田区大森西6丁目17梅屋敷駅7473近隣商業地域、商業地域C
2杉並区下高井戸4丁目2桜上水駅7472近隣商業地域、商業地域C
3練馬区谷原3丁目24光が丘7371近隣商業地域、商業地域C
4墨田区緑2丁目16両国7371近隣商業地域、商業地域C
5墨田区向島2丁目18押上7371近隣商業地域、商業地域C
6葛飾区奥戸6丁目4小岩7371準工業地域、工業地域C
7北区滝野川5丁目38板橋7271近隣商業地域、商業地域C
8板橋区本町41板橋本町7370近隣商業地域、商業地域C
9大田区東馬込1丁目6馬込7370第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
10板橋区宮本町66本蓮沼7270近隣商業地域、商業地域C
11大田区南千束3丁目32洗足池7170第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
12杉並区梅里1丁目1東高円寺7170近隣商業地域、商業地域C
13大田区大森南1丁目20大鳥居7269近隣商業地域、商業地域C
14足立区中川4丁目16亀有7169準工業地域、工業地域C
15板橋区東坂下2丁目17蓮根7069近隣商業地域、商業地域C
16大田区大森西2丁目2平和島7069準工業地域、工業地域C
17新宿区西新宿3丁目4新宿・都庁前7069近隣商業地域、商業地域C
18目黒区目黒2丁目8目黒7268近隣商業地域、商業地域C
19板橋区板橋4丁目6新板橋7168近隣商業地域、商業地域C
20足立区入谷7丁目19舎人・谷在家7168準工業地域、工業地域C
21港区芝5丁目29田町・三田7168近隣商業地域、商業地域C
22港区港南3丁目9品川・天王洲アイル7168準工業地域、工業地域C
23墨田区本所4丁目1錦糸町・本所吾妻橋6968近隣商業地域、商業地域C
24足立区宮城2丁目12扇大橋6968準工業地域、工業地域C
25目黒区八雲3丁目25自由が丘7367第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
26葛飾区堀切4丁目13堀切菖蒲園7167準工業地域、工業地域C
27千代田区平河町2丁目6永田町7067近隣商業地域、商業地域C
28杉並区下高井戸5丁目10上北沢・八幡山7067第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
29港区芝3丁目28芝公園・田町7067近隣商業地域、商業地域C
30豊島区西巣鴨1丁目12北池袋・西巣鴨6967近隣商業地域、商業地域C
31新宿区大久保3丁目14西早稲田6867第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
32大田区池上8丁目10武蔵新田・池上7266準工業地域、工業地域C
33品川区東品川5丁目9天王洲アイル6966準工業地域、工業地域C
34中央区日本橋箱崎町30茅場町6966近隣商業地域、商業地域C
35港区芝浦3丁目10田町6966近隣商業地域、商業地域C
36江東区亀戸4丁目16亀戸6966第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
37豊島区西巣鴨3丁目22西巣鴨6866近隣商業地域、商業地域C
38台東区秋葉原6仲御徒町・秋葉原6866近隣商業地域、商業地域C
39渋谷区神宮前5丁目53-1渋谷6866近隣商業地域、商業地域C
40江東区豊洲6丁目2新豊洲6866準工業地域、工業地域C
41足立区西加平2丁目1青井6766準工業地域、工業地域C
42渋谷区鉢山町14中目黒6766近隣商業地域、商業地域C
43墨田区京島3丁目167065近隣商業地域、商業地域C
44墨田区江東橋1丁目126965近隣商業地域、商業地域C
45目黒区東が丘1丁目56865第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
46杉並区方南2丁目196865近隣商業地域、商業地域C
47荒川区東日暮里5丁目426865近隣商業地域、商業地域C
48中央区築地3丁目176765近隣商業地域、商業地域C
49渋谷区広尾5丁目7-46765近隣商業地域、商業地域C
50葛飾区金町2丁目296765近隣商業地域、商業地域C
51中野区本町5丁目286665近隣商業地域、商業地域C
52墨田区業平5丁目116964近隣商業地域、商業地域C
53練馬区北町6丁目16764近隣商業地域、商業地域C
54練馬区大泉町6丁目136764第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
55北区赤羽北1丁目126764準工業地域、工業地域C
56杉並区高円寺南1丁目276764近隣商業地域、商業地域C
57新宿区下落合4丁目16764準工業地域、工業地域C
58中央区日本橋馬喰町2丁目36664近隣商業地域、商業地域C
59足立区神明南1丁目116664第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
60渋谷区東3丁目2-106664第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
61世田谷区岡本1丁目336564第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
62品川区東品川3丁目326863準工業地域、工業地域C
63港区芝浦1丁目66863準工業地域、工業地域C
64品川区北品川6丁目56763近隣商業地域、商業地域C
65江東区東砂5丁目106763準工業地域、工業地域C
66葛飾区西新小岩3丁目356763準工業地域、工業地域C
67江戸川区南小岩3丁目276663近隣商業地域、商業地域C
68中野区弥生町4丁目206563近隣商業地域、商業地域C
69大田区羽田4丁目186463準工業地域、工業地域C
70世田谷区用賀2丁目316463第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
71港区西新橋3丁目166463近隣商業地域、商業地域C
72江戸川区中葛西6丁目216862近隣商業地域、商業地域C
73港区三田4丁目76762近隣商業地域、商業地域C
74墨田区吾妻橋2丁目36662近隣商業地域、商業地域C
75港区白金台1丁目26662近隣商業地域、商業地域C
76港区芝4丁目26662近隣商業地域、商業地域C
77練馬区南大泉3丁目296562近隣商業地域、商業地域C
78目黒区八雲5丁目126562第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
79目黒区青葉台4丁目76562第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
80中野区中野5丁目686562近隣商業地域、商業地域C
81中央区日本橋本石町4丁目46562近隣商業地域、商業地域C
82千代田区外神田6丁目156562近隣商業地域、商業地域C
83千代田区外神田2丁目56562近隣商業地域、商業地域C
84大田区新蒲田2丁目26462第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
85葛飾区鎌倉3丁目536462近隣商業地域、商業地域C
86品川区北品川2丁目76761近隣商業地域、商業地域C
87品川区東品川3丁目156661準工業地域、工業地域C
88足立区小台2丁目16661準工業地域、工業地域C
89世田谷区玉川1丁目156661第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
90練馬区関町北5丁目186561第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
91墨田区業平3丁目56561近隣商業地域、商業地域C
92北区田端新町3丁目296561近隣商業地域、商業地域C
93豊島区要町1丁目226561近隣商業地域、商業地域C
94足立区千住緑町2丁目16561準工業地域、工業地域C
95千代田区内神田2丁目36561近隣商業地域、商業地域C
96渋谷区本町1丁目56-26561第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
97大田区山王1丁目66461近隣商業地域、商業地域C
98港区東新橋1丁目56461近隣商業地域、商業地域C
99江東区有明1丁目26461準工業地域、工業地域C
100葛飾区新小岩1丁目566461近隣商業地域、商業地域C
101練馬区大泉町1丁目446560第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
102江戸川区南篠崎町2丁目386560第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
103目黒区青葉台4丁目46460第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
104文京区目白台2丁目116460近隣商業地域、商業地域C
105中野区南台3丁目226460近隣商業地域、商業地域C
106中央区月島4丁目16460近隣商業地域、商業地域C
107台東区橋場2丁目166460近隣商業地域、商業地域C
108杉並区大宮2丁目16460第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
109葛飾区小菅3丁目46460第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
110板橋区舟渡2丁目86360近隣商業地域、商業地域C
111新宿区西新宿2丁目116360近隣商業地域、商業地域C
112荒川区町屋8丁目36360近隣商業地域、商業地域C
113葛飾区西新小岩2丁目16360第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
114台東区今戸1丁目116260近隣商業地域、商業地域C
115練馬区土支田1丁目16559第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
116文京区白山3丁目66459準工業地域、工業地域C
117中野区江古田1丁目166459第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
118千代田区西神田3丁目86459近隣商業地域、商業地域C
119江東区東雲1丁目66459準工業地域、工業地域C
120江戸川区江戸川2丁目286459第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
121豊島区南大塚1丁目196359近隣商業地域、商業地域C
122中央区東日本橋3丁目96359近隣商業地域、商業地域C
123江戸川区南小岩8丁目266359近隣商業地域、商業地域C
124新宿区若葉町1丁目236259第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
125文京区大塚3丁目276458近隣商業地域、商業地域C
126文京区音羽2丁目46358近隣商業地域、商業地域C
127港区港南2丁目36358近隣商業地域、商業地域C
128江東区亀戸3丁目386358準工業地域、工業地域C
129板橋区大谷口2丁目326258近隣商業地域、商業地域C
130中野区松が丘1丁目336258第1種低層住居専用地域、第第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域種低層住居専用地域A
131世田谷区野毛2丁目66258第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
132江戸川区松島2丁目46258準工業地域、工業地域C
133北区田端新町1丁目166158準工業地域、工業地域C
134中央区銀座7丁目166158近隣商業地域、商業地域C
135江東区亀戸6丁目336157準工業地域、工業地域C
136練馬区大泉町2丁目76057第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
137中央区晴海2丁目55856準工業地域、工業地域C
138台東区蔵前4丁目166255近隣商業地域、商業地域C
139足立区入谷9丁目156155準工業地域、工業地域C
140杉並区方南1丁目25955第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域A
141練馬区光が丘3丁目95953第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
142江戸川区江戸川1丁目385851第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
143中央区明石町75751第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域B
144練馬区小竹町2丁目155449第1種低層住居専用地域、第第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域種低層住居専用地域A

■分析方法、情報源

※令和5年度 自動車交通騒音・振動調査結果をもとに分析。23区の144地点の測定データを分析。

・等価騒音レベルとは変動する騒音レベルをエネルギー的な平均値として表したもの。

②騒音の体感目安や基準値

騒音レベルはデシベル(db)という単位で示されます。それぞれの騒音レベルの体感値や、基準値は下記の通りです。

■騒音レベルと体感目安の対応

騒音レベル(dB)体感レベル具体例
20 dB非常に静か木の葉のふれあう音
30 dB静かな住宅地深夜の郊外
40 dB静かな室内図書館
50 dB普通の静けさ静かな事務所
60 dBややうるさい普通の会話
65 dB生活騒音レベル幹線道路沿い住宅
70 dBかなりうるさい交通量の多い道路
75 dB強い騒音幹線道路の歩道
80 dB非常にうるさい電車通過時
90 dB耳が疲れる工場・大型車
100 dB長時間は危険電車ガード下
110 dB短時間でも危険クラクション
120 dB痛みを感じるジェット機近距離

■環境基準

環境基準は、地域の類型及び時間の区分ごとに次表の基準値の欄に掲げるとおりとし、各類型を当てはめる地域は、都道府県知事(市の区域内の地域については、市長。)が指定する。

地域の類型基準値
昼間夜間
AA50デシベル以下40デシベル以下
A及びB55デシベル以下45デシベル以下
60デシベル以下50デシベル以下

ただし、次表に掲げる地域に該当する地域(以下「道路に面する地域」という。)については、上表によらず次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

地域の区分基準値
昼間夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域60デシベル以下55デシベル以下
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域及び
C地域のうち車線を有する道路に面する地域
65デシベル以下60デシベル以下

備考 車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例として次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。

基準値
昼間夜間
70デシベル以下65デシベル以下
備考
個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては45デシベル以下、夜間にあっては40デシベル以下)によることができる。

※出典:東京都環境局

③ 表に記載の騒音レベルが高い=その地域の住居がすべてうるさいわけではない

道路交通騒音の測定データは、地域の騒音環境を把握するうえで非常に参考になる情報です。しかし、表に掲載されている騒音レベルが高いからといって、その地域にあるすべての住居が必ずしも「うるさい」わけではありません。実際の住環境の騒音は、多くの要因によって大きく変化します。

日々騒音は変化する

道路交通騒音は常に一定ではありません。時間帯や曜日、交通量、天候などによって大きく変動します。例えば、

  • 通勤時間帯は交通量が増えるため騒音が大きくなる
  • 夜間は交通量が減り比較的静かになる
  • 雨の日は路面とタイヤの摩擦音が大きくなる

など、同じ場所でも騒音環境は日々変化しています。今回示した測定データはあくまでのその測定期間のデータである点に留意が必要です。

騒音発生源から離れれば騒音値は下がる

騒音は、発生源から距離が離れるほど減衰します。例えば幹線道路の場合でも、

  • 道路沿いの建物
  • 一本奥に入った住宅
  • さらに奥の住宅地

では、体感できる騒音レベルが大きく異なることがあります。また、

  • 建物が遮音壁のような役割を果たす
  • 高低差がある
  • 周囲に別の建物がある

といった要素でも騒音は変化します。

同じ住所のマンションでも階数や窓の向きで大きく変わる

同じマンションでも、住戸によって騒音環境は大きく異なります。例えば次のような違いがあります。

窓の向き

  • 道路側の住戸 → 騒音が入りやすい
  • 中庭側の住戸 → 比較的静かなケースが多い

階数

  • 低層階 → 車両音が聞こえやすい
  • 高層階 → 交通音が遠くまで届くケースもある

このように、同じマンションでも住戸ごとに騒音環境は大きく異なります。

同じ部屋でも建物構造やサッシ性能で騒音は変わる

室内で聞こえる騒音は、建物の性能によっても大きく変化します。例えば次のような要素があります。

建物構造

  • 鉄筋コンクリート造
  • 鉄骨造
  • 木造

窓サッシ

  • 単板ガラス
  • ペアガラス
  • 防音サッシ

特に窓は騒音の侵入経路になりやすいため、サッシ性能によって体感騒音が大きく変わることがあります。

騒音問題は道路騒音だけではない

住まいの騒音問題は、道路交通騒音だけに限りません。例えば次のような騒音源もあります。

  • 上階からの生活音
  • 隣室からの音
  • 鉄道騒音
  • 航空機騒音
  • 商業施設や店舗の音
  • 工場・事業所の音

つまり、道路騒音のデータだけでは住まいの騒音環境を完全に判断することはできません。このように本記事でお示しした騒音はあくまでのその地域の騒音の一側面を表しているに過ぎないということです。


④ 騒音は個別性が高い問題だから、個別の住居での調査が有効

住まいの騒音問題の大きな特徴は、個別性が非常に高いことです。同じ地域でも

  • 建物
  • 住戸
  • 階数
  • 窓の向き

などによって、騒音環境は大きく変わります。そのため、騒音リスクを正確に把握するには「その住戸で実際に調査・評価すること」が最も確実です。このような課題・ニーズにこたえるため、当社では住まいの騒音リスク診断サービスを提供しています。


⑤ 住まいの騒音リスク評価なら当社にお任せください。無料でリスク評価いたします。

当社では、住まいの騒音リスクを重視した不動産選びをサポートしています。

一般的な不動産情報では、

  • 価格
  • 駅距離
  • 築年数

などが中心ですが、「騒音環境」については十分に説明されないケースも少なくありません。

しかし実際には、騒音は住み心地を大きく左右する重要な要素です。当社では、騒音の専門家として、様々な観点から住まいの騒音リスクを評価するサービスを提供しています。

当社の騒音リスク評価の方法については>>こちらのページで説明しています(マンションの騒音リスクの調査方法

「静かな住環境の住まいを探したい」
「購入前に騒音リスクを確認したい」

という方は、お気軽にご相談ください。住まい選びで後悔しないために、
しずか不動産が騒音リスクの確認をサポートします。

お問い合わせはこちらから>>問い合わせページ

マンション選びで失敗しない。立地・用途地域ごとの騒音規制基準とリスク対策ガイド

マンション選びでは、建物の構造や間取りだけでなく、立地環境と周辺の騒音リスクを理解することが非常に重要です。
特に用途地域によって、周囲の環境や騒音の規制基準が大きく異なります。
この記事では、用途地域ごとの騒音規制の違いや、それを踏まえた 賢いマンション選びのポイントをわかりやすく解説します。

用途地域とは?

「用途地域」とは、都市計画法に基づき 地域ごとの土地利用ルールを定めた制度です。
住宅・商業施設・工場などが無秩序に混在しないよう、住環境を守るために設けられています

用途地域は12種類あり、大きく分けると次の3つに分類されます:

  • 住居地域:主に住宅が立地
  • 商業地域:店舗やオフィスが多い
  • 工業地域:工場や作業場が中心

マンションを建てられる地域は多くありますが、用途地域ごとに周囲の環境や騒音の傾向が異なるため、立地選びの重要な指標になります

騒音用途地域

騒音の規制基準は用途地域で異なる

用途地域ごとに「周囲の環境音をどこまで許容するか」は、地方自治体ごとに基準が定められています。

【参考】用途地域と「日常生活等に適用する騒音の規制基準」

日常生活等に適用する騒音の規制基準

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例) 第136条 別表13-1 騒音
(敷地境界線での音量、単位:デシベル(dB))

区分該当地域の例6~8時8~19時19~23時23~翌日6時
第1種区域第1種低層住居専用地域
第2種低層住居専用地域
田園住居地域
AA地域
第1種文教地区
上記地域に接する地先・水面
40 dB45 dB40 dB40 dB
第2種区域第1種中高層住居専用地域(第1種区域を除く)
第2種中高層住居専用地域(第1種区域を除く)
第1種住居地域(第1種区域を除く)
第2種住居地域(第1種区域を除く)
準住居地域(第1種区域を除く)
無指定地域(第1種・第3種区域を除く)
45 dB50 dB45 dB45 dB
第3種区域近隣商業地域(第1種区域を除く)
商業地域(第1種・第4種区域を除く)
準工業地域
工業地域
上記地域に接する地先・水面
55 dB60 dB55 dB50 dB
第4種区域商業地域(知事が指定する地域)※60 dB70 dB60 dB55 dB
  • 第2種区域・第3種区域・第4種区域の区域内に所在する学校・保育所・病院・診療所・図書館・老人ホーム・認定こども園 *2 の敷地の周囲おおむね50mの区域内における規制基準は、当該値から5デシベルを減じた値とする。
  • 保育所 その他の規則で定める場所 *3 において、子供(6歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者をいう。以下この表において同じ。)及び子供と共にいる保育者並びにそれらの者と共に遊び、保育等の活動に参加する者が発する次に掲げる音については、この規制基準は、適用しない。
    (1) 声
    (2) 足音、拍手の音その他の動作に伴う音
    (3) 玩具、遊具、スポーツ用具その他これらに類するものの使用に伴う音
    (4) 音響機器等の使用に伴う音https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/basic/guide/security_ordinance

騒音で後悔しない立地選びのポイント

① 用途地域を必ず確認する

物件周辺がどの用途地域に属しているかを調べることで、
騒音リスクや将来の環境変化を予想できます。

② 周辺施設を把握する

学校・公園・工場・幹線道路など、騒音源になり得る施設の有無をチェックすると安心です。

③ 自治体の条例や基準も見る

各自治体によって細かな騒音規制基準や条例があり、地域ごとに違います。自治体サイトや窓口に確認するとより正確です。

大規模マンションの用途地域の事例

名称所在戸数竣工年主な用途地域参考URL
HARUMI FLAG東京都中央区5,632戸2019年-2025年商業地域・準工業地域リンク
ベルパークシティ大阪府大阪市都島区3,058戸1983年-1990年第一種住居地域リンク
THE TOKYO TOWERS東京都中央区2,799戸2008年準工業地域リンク
パークタワー勝どき東京都中央区2,786戸2023年第二種住居地域リンク
クレストプライムレジデンス神奈川県川崎市幸区2,506戸2015年-準工業地域リンク
西武小手指ハイツ埼玉県所沢市2,100戸1977年-1997年第一種住居地域リンク
ワールドシティタワーズ東京都港区2,090戸2007年第二種住居地域・商業地域リンク
サンシティ東京都板橋区1,872戸1978年-1980年第一種中高層住居専用地域・第一種住居地域リンク
レイディアントシティ横濱神奈川県横浜市金沢区1,805戸2004年-2006年工業地域リンク
ザ・パークハウス晴海タワーズ東京都中央区1,744戸2013年-2016年準工業地域リンク
パークシティ新川崎神奈川県川崎市幸区1,714戸1985年-1988年第二種住居地域リンク
シーアイハイツ和光埼玉県和光市1,616戸1984年第一種住居地域リンク
シティタワーズ東京ベイ東京都江東区1,539戸2019年第一種住居地域リンク
ガーデンアソシエ神奈川県横浜市栄区1,502戸2004年第一種住居地域リンク
プラウド船橋千葉県船橋市1,500戸2013年工業地域リンク
パークシティ豊洲東京都江東区1,481戸2008年工業地域・準工業地域リンク
ユトリシア千葉県習志野市1,458戸2009年第一種住居地域・工業地域リンク
DEUX TOURS東京都中央区1,450戸2015年準工業地域リンク
パークフィールドみさとテラスウエスト埼玉県三郷市1,447戸1990年第一種中高層住居専用地域・第一種住居地域リンク
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー神奈川県川崎市中原区1,437戸2008年・2009年第二種住居地域リンク
YOKOHAMA ALL PARKS神奈川県横浜市鶴見区1,424戸2010年-2012年準工業地域リンク
KACHIDOKI THE TOWER東京都中央区1,420戸2016年商業地域リンク
リヴァリエ神奈川県川崎市川崎区1,394戸2012年-2017年工業地域リンク
東京フロンティアシティパーク&パークス東京都荒川区1,313戸2007年第一種住居地域リンク
ブリリア多摩ニュータウン東京都多摩市1,249戸2013年第一種低層住居専用地域リンク
SHIROKANE The SKY東京都港区1,247戸2022年商業地域・準工業地域リンク
ブリリアシティ横浜磯子神奈川県横浜市磯子区1,230戸2013年第一種中高層住居専用地域・第一種住居地域リンク
ワンダーベイシティサザン千葉県船橋市1,211戸2007年商業地域リンク
M.M.TOWERS FORESIS神奈川県横浜市西区1,206戸2007年商業地域・工業地域リンク

ここから分かること

  • 都心の大規模タワーマンションは、商業地域や準工業地域に建つことが多い
  • 郊外の大規模物件は、住居系の用途地域が中心
  • 再開発エリアは、工業地域から転換されたケースが多い

【参照ウェブサイト】
・wikipedia
・マンションナビ

騒音リスク評価は様々な観点からの分析が必要

ただし、用途地域を確認するだけでは不十分です。用途地域はあくまでも規制値と関係のある区分で実際に発生している騒音とは無関係であるためです。また、騒音が発生していたとしても建物の構造や設備が整っていれば騒音は問題にはなりません。当社ではマンション等集合住宅の音環境・騒音リスクを次の8つの視点で確認しています。

  1. 建物構造
  2. 設備仕様
  3. 部屋の位置と間取り
  4. 立地・周辺環境
  5. 管理体制・ルール
  6. 住人・過去トラブルの実態
  7. 住人マナー・管理状況
  8. 計測器による客観データ

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騒音で後悔しないマンション選びのために

騒音問題は、起きてからでは解決が難しい問題です。
だからこそ、選ぶ前・決める前の確認が重要です。
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騒音リスク・音環境の観点からみたマンション選びのチェックポイント【レイディアントシティ横濱(横浜)】

騒音リスク・音環境の観点からみたマンション選びのチェックポイント【レイディアントシティ横濱(横浜)】

マンション騒音リスクチェック8つの視点

当社ではマンション等集合住宅の音環境・騒音リスクを次の8つの視点で確認しています。

  1. 建物構造
  2. 設備仕様
  3. 部屋の位置と間取り
  4. 立地・周辺環境
  5. 管理体制・ルール
  6. 住人・過去トラブルの実態
  7. 住人マナー・管理状況
  8. 計測器による客観データ

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本記事では、これらの8つの視点から一部、公開情報から入手できる情報をもとに、マンションを選ぶ際の音環境に関する情報収集の方法を例示して紹介いたします。

本記事についてのご注意

  • 本記事は個別の住居を評価するものでは無く、音環境を判断するための視点や情報収集の方法を例示によって紹介するものです。
  • 公開情報に基づく情報収集で実測は含みません
  • 全ての視点ではなく、一部のサンプリングしたチェックポイントのみ提示しています。
  • 騒音リスクは個別性が高く、同じマンションでも複数棟あれば、棟によって異なりますし、同じ建物であっても部屋の位置によっても大きく異なります。
  • また、例えば幹線道路からの距離が一定以上近かったとしても、実際の交通量や通行する車の種類、また住宅側のサッシなどの設備によっても観測される音は全く異なります。さらに同じ部屋であったとしても、いつでも同じ音環境というわけではありません。このように騒音は関連する要素が多く、個別の評価項目から、判断することは通常困難です。あらかじめご了承の上ご覧ください。
  • より詳細な内容の収集・分析や個別の評価が必要な方は当社までご連絡ください。

レイディアントシティ横濱基本状況

  • 名称:レイディアントシティ横濱(横浜)(Radiant City Yokohama)
  • 所在地:神奈川県横浜市金沢区大川
  • 構造 RC(鉄筋コンクリート)
  • 階建て 地下1階付10階建
  • 築年月 2006年(平成18年)
  • 総戸数:約1,805戸
  • 間取り:間取りは3LDK〜5LDKまで幅広く、専有面積は約71㎡〜約130㎡程度の住戸が中心。

音環境・騒音リスクのチェックポイント

①構造の視点

□床スラブ厚・構造

ボイドスラブ厚280mm

□二重床・二重天井の構造

二重床仕様

④立地・周辺環境・外部騒音の視点

□用途地域

  • 工業地域
  • 第一種中高層住居専用地域

□参考周辺の用途地域

□参考用途地域と「日常生活等に適用する騒音の規制基準」

【参考】騒音の規制基準(横浜市)

事業所において発生する騒音の許容限度は、次に定めるとおりとする。

用途地域時間
午前8時から
午後6時まで
午前6時から午前8時まで及び午後6時から午後11時まで午後11時から
午前6時まで
第一種低層住居専用地域
第二種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
504540
第一種住居地域
第二種住居地域
準住居地域
555045
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
656050
工業地域706555
工業専用地域757565
その他の地域555045

(単位:デシベル(A))https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kankyo-koen-gesui/kiseishido/soon/jorei/souonkisei.html

□幹線道路からの距離と交通量

  • 横須賀街道まで1km程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)

【参考】道路騒音の基準

環境基準(維持されることが望ましい目標値)

環境基本法に基づき、道路に面する地域の騒音基準は以下のように定められています。 

地域の区分 昼間 (6時〜22時)夜間 (22時〜翌6時)
A地域(主に住宅地)60dB以下55dB以下
B・C地域(商工業・住居混在)65dB以下60dB以下
幹線交通を担う道路に近接する空間70dB以下65dB以下

□緊急車両の通行頻度

  • 消防署まで1km程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)

□鉄道・線路からの距離

  • 600m程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)

【参考】鉄道騒音の規制基準・環境基準

環境省の告示に基づく環境基準は以下の通りです。

1. 在来線(新設・大規模改良時)

住居専用地域:昼間(7~22時)60dB以下、夜間(22~翌7時)55dB以下。

それ以外の用途地域(商業・工業等):これより高い数値が設定される(一般に昼間65dB、夜間60dB以下など)。

2. 新幹線鉄道

住宅専用地域:70dB以下。

その他の住宅地域:75dB以下

音環境・騒音リスクチェックリストとの対応

区分

視点

No 具体的なチェック項目 確認結果
①構造の視点 床、天井、戸境壁の構造や厚さ等の建物の構造をチェック 1 重量床衝撃音(LH)遮音等級
2 軽量床衝撃音(LL)遮音等級
3 室間騒音(D値)
4 床スラブ厚 ボイドスラブ厚280mm
5 ボイドスラブ構造 ボイドスラブ厚280mm
6 二重床・二重天井の構造確認 二重床仕様
7 戸境壁(隣戸との壁)の厚み
8 非公開
②設備の視点 居室内の騒音発生源や騒音侵入源となりうる設備をチェック 9 サッシの等級と仕様
10 玄関ドアの遮音性
11 給排水管の位置と遮音材
12 パイプスペース(PS)の位置
13 非公開
③部屋の位置と間取りの視点 騒音発生源となる隣室や共用部設備などの位置関係をチェック 14 所在階(最上階か否か)
15 隣室はあるか
16 隣室・上階の間取り
17 ベランダの方向
18 駐車場との位置関係
19 ごみ収集場所の位置
20 非公開
④立地・周辺環境・外部騒音の視点 マンション・建物の建つ地域の特性や騒音発生源となりうる施設など周辺の状況をチェック 21 用途地域の確認 工業地域
第一種中高層住居専用地域
22 幹線道路からの距離と交通量 横須賀街道まで1km程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)
23 鉄道・線路からの距離 600m程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)
24 非公開
25 周辺商業施設の業態・時間帯
26 公園・広場の利用状況
27 緊急車両の通行頻度 消防署まで1.2km程度(棟、部屋、サンプリング地点によって異なる)
28 非公開
⑤管理体制・ルールの視点 騒音を抑制する仕組み・ルールや組織の有無や運用状況をチェック 29 管理規約の騒音関連規定
30 共用部分の掲示物
31 理事会・組合の活動状況
32 過去の騒音トラブル履歴
33 非公開
⑥現在・過去トラブルの実態 現在騒音トラブルが発生していないか、過去にトラブルの発生履歴がないかヒアリング等によってチェック 34 居住者への直接ヒアリング・アンケート
35 管理人・管理会社ヒアリング
36 過去の居住者の退去理由ヒアリング
37 重要事項説明書における告知事項
38 非公開
⑦住人のマナー管理状況のチェック 生活騒音の発生源となりうる現在の住民の属性、生活スタイル、マナーをチェック 39 民泊・短期賃貸等の有無
40 賃貸住戸の割合
41 玄関共用部の管理状況
42 非公開
43 非公開
44 非公開
45 住民属性の把握
46 非公開
47 非公開
48 住人の生活リズム
⑧計測器調査、データ分析 実際に発生している騒音がどの程度かをモニタリングチェック 49 騒音計による騒音測定
50 振動測定器による測定
51 低周波音レベル計による測定
52 非公開

出典(参照情報源)


https://www.re-port.net/article/topics/0000006637/
https://www.sotetsu-ups.com/mansion/34611.html
https://cityzone.mapexpert.net/