隣の部屋との間取りの位置関係を調べて騒音リスクの評価する

隣の部屋との間取りの位置関係による騒音リスクの評価する

マンションにおける騒音リスクを評価する上で「部屋がマンションのどのような位置にあるのか」は重要な項目の一つです。中でもこのページでは隣や上下階との間取りの位置関係と騒音リスク関係(部屋を選ぶときに確認するべき項目)について説明いたします。

寝室がリビングなどの騒音発生源と接しているかどうか

間取りの位置関係による騒音リスク評価上の間取りの模式図をご覧ください。上の間取りの模式図を見ると701号室のリビングは702号室のキッチンおよび寝室に接していることがわかります。一般的にリビングは人が最も集まる場所、活動的に活動をする場所であり、またテレビや音楽プレーヤーなどが設置されていることも多く、騒音発生源となりやすい部屋と一つです。したがってリビングと接している部屋については音が漏れ聞こえやすいという特徴があり、最も静寂が保たれる必要がある寝室がリビングと接している場合は、騒音リスクが高いと評価することができます。
一方で下の601号室と602号室の位置関係を見ると、二つの部屋のリビングが向かい合うように配置されており、他の部屋のリビングと自分の部屋の寝室が接していないことが確認できると思います。このように騒音を発生源となりやすい部屋と静寂が保たれる必要がある部屋がセパレートして配置されている部屋は騒音リスクが低いと判断することができますので、このような点を確認する必要があります。

リビングだけでなくキッチンや浴室、洗濯機置き場も確認する

騒音発生源となりうる部屋は何もリビングだけに限ったことではありません、水周りについては配管を水が流れる音が気になることがありますし、洗濯機は家庭用家電設備の中で最も大きな音を出すものの一つです。このような騒音発生源となりうる設備や部屋が自分の部屋の寝室の近くにないかどうかをあわせて確認する必要があります

上下階との間取りの位置関係も確認する

同じような間取りの位置関係の確認は上下階においても重要です。通常上下階の間取りの位置関係は同じであることが多い(つまり寝室の上には寝室があることが多い)のですがほとんどの階では同じであってもマンションの上層階はファミリー向け、下層階はワンルームと言ったように階層によって間取りが異なることもあるため注意が必要です。隣の部屋の間取り確認と同じように寝室の上下にリビングや洗濯機置き場のような騒音が発生しやすい部屋があるかどうかを確認する必要があります。

どのように他の部屋の間取りを調べるのか

隣の部屋や上下階の間取りを直接見ることはできないため、素直に不動産屋さんに聞いてみるようにしましょう。例えば「私は前の部屋で騒音に悩むことが多かったので上下階や隣の部屋との間取りの位置関係を教えていただけますか」といったように聞いてみましょう。